ゴールデンウィーク旅行の序盤でアップした↓の記事で、「帰国後(まだだいぶ先のことになるけど)、じっくりと書いてみたい」と記した「うれしい出来事」について書いてみようと思う。
ことの発端は、昨年末。
私の以前の職場の元同僚と「忘年会」と称して飲む機会があった。
19年前に私が会社を辞めてからも、彼女とはずっと連絡を取っている。
一緒に働いていた時よりも、むしろ、職場が別々になってからの方が仲がいい。
私が結婚してからは、だんなも交えて、3人で飲むことも多い。
実際、その時も、3人で飲んでいた。
飲んでいるうちに昔話に花が咲き、かつての職場にいた人々のうわさ話になった。
その時に、とある人の話題になった。
私たちと同時期に同じ会社にいて、15年前にスペインに移住された女性に話が及んだのだ。
その方と私は、同じ会社にいながらも、仕事上はほとんど繋がりがなかったように思う。
でも、ランチや、今でいう「女子会」をご一緒させて頂く機会があった。
周りの人が皆、その方を「師匠」と呼んでおられたので、私も「師匠」と呼ばせて頂いていた。
まさに「師匠」というニックネームがぴったりな、みんなのいいお姉さん的な存在だったように記憶している。
実は、数年前に、FACEBOOKの友達申請で、気になるものがあった。
申請主は、横文字の全く知らない名前。
どうやらその人はスペインに住んでいるらしい。
気になったのは、その人と共通の友達がいて、それがまさに、その時に一緒に飲んでいた彼女。
スペイン在住で、彼女と共通の知り合いと言えば、ひょっとして師匠???と思ったが、確信が持てずに、申請を何年も放置してしまっていた。
師匠の話が出たので、いい機会だと思い、「ひょっとして、FACEBOOKの鳥の画像の人って師匠?」と彼女に尋ねたところ、まさにそうだとのこと。
その場で、友達申請を承認し、「〇〇さんに聞いて、このプロフィールが師匠のものであることがわかりました。長年、放置してて、すみませんでした。」とメッセージを送った。
すると、すぐさま、師匠から返事が来た。
で、「今、まさに、〇〇さんと一緒に飲んでますよ~」と返すと、直後に師匠から電話がかかってきた。
いやぁ、便利な世の中になったもんだ!
超久々に聞いた師匠の声。
でも、会社に勤めていた時と、全然変わっていなかった。
話を聞けば、スペイン南部、アンダルシア地方のマラガ近郊にお住まいだという。
ちょうどその頃、だんなとゴールデンウィークにどこに行こうか?という話をしていた。
候補地として真っ先に挙がっていたのが、スペインだった。
だんなも、私も、既にスペインを訪れたことがあったが、それは、だんなが30年以上前、私が20年ちょっと前と、大昔の話。
しかも、だんなはその時にアンダルシアには行かなかったという。
なので、「スペインに行くとしたら、アンダルシアに行きたいね」という話をしていたのだ。
その話を師匠にすると、「ぜひ、来て~」と、とても喜んでくれた。
その時点では旅行の計画は全くの白紙の状態だったが、その場で、ゴールデンウォークにマラガに行くことが決まった。
そして、ついに、ゴールデンウィーク到来。
4月24日深夜に、我々は、最初の滞在地、師匠が住む街の隣町、トレモリーノスのホテルに到着。
師匠に会えたのは、翌日だった。
生憎の雨降りだったが、師匠はバスでホテルまで会いに来てくれた。
とても小柄な師匠。
少年のような佇まいは、当時とまったく変わっていなかった。
懐かしい!
その後、だんなが運転するレンタカーで、3人でマラガ中心地に向かった。
街中は、交通量が多く、旅行者が運転するにはなかなかハードルが高かった。
しかも、工事中で通行不可になっているところがあり、カーナビ通り進めなかったりして、駐車場に車を止めるまで、結構時間がかかってしまった。
師匠に待ってもらい、まず我々は、ピカソの生家を見学。
正直、あまり見どころはなかったかも。。
その後、師匠と合流。
右が師匠、左が私。
いちいち書かなくても、大きさでわかるか(笑)。
その後、師匠の案内で、マラガの街を散策。
マラガ大聖堂。
午前中は雨だったが、午後に入って、晴れ間が見えた。
その後、師匠おススメのバルでランチ。
Lo Guenoというお店。
タパスはどれもおいしかった。
何と!食べログにも掲載があった。
マラガ×スペイン料理のランキングで、堂々の一位!
マラガにお出掛けの際は、ぜひ。
その後、車で、師匠のお宅方面へ。
途中、地元のスーパーに連れて行って頂き、プライベートブランドのコーヒー、カモミールティー、そして、アーモンドを購入。
どれも格安だった。
師匠のお宅にお邪魔。
まずは、フォンダンショコラをごちそうになった。
師匠のお宅では、色々と積る話をさせて頂いた。
師匠のフラメンコギターとの出会い、スペインに移住するまでの経緯、何故かこちらでシェフになったこと、そして、FACEBOOKのプロフィール画像にもなっているコザクラインコのサクラちゃんのこと。
残念なことに、サクラちゃんは、今年の1月に天に召されて行った。
師匠にとっては、スペインでの時間のほとんどを共に過ごした家族のような存在だと思うので、いなくなって本当に淋しいだろうなぁ。
師匠の部屋は、サクラちゃんのくちばしの跡がたくさん残った写真やサクラちゃんの鳥かごなど、サクラちゃんとの思い出がたくさんだった。
マンション敷地内にあるサクラちゃんのお墓にお参りさせてもらった。
その後、近所を散策。
海沿いのリゾート地なので、素晴らしい景色!
こんなところで暮らせたら、最高だろう。
その反面、自分には、外国で一人暮らしなど出来る強さは持ち合わせていないだろうなぁと思う。
見た目はとっても小さくて、か弱いけれども、師匠はとても強い人なのだ。
師匠のおうちに戻って、再びおしゃべり。
最後に、マラガ酒のお土産を頂いて、ホテルに戻った。
その日は、師匠のおかげで、楽しい1日となった。
次に師匠に会えるのは、いつになるだろう?
スペインになるのか、日本になるのかはわからないが、 きっと近いうちにまた会えると思う。
次は、ぜひ、Kさん(=年末に一緒に飲んだ元同僚)も一緒に。
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