一昨日の夜、ベッドに入ってから、右側の恥骨辺りがずっと痛かった。
先週末、走っている途中からあちこち痛くなったため、以来ずっとランオフを続けて来た。
休んでいれば何とかなるかと思っていたが、寝ている時も痛みがあるというのは、予想していたよりもずっと状況が悪そうだ。
医師の診断を仰ぐため、昨日、信頼出来る整形外科に行って来た。
その整形外科、診断機器は新しいし、院長先生はイケメン(笑)。
また、先生自身がランナーなので、ランナーの「走りたい」という気持ちに寄り添ってくれる。
いいとこ尽くめなのだけど、難点は、診察の予約が一切取れないこと。
コロナの前は、いつも診察室は人で溢れかえっていた。
午後イチで出掛けても、午前中の診察が終わっていないことが多く、何時間も待たされる・・・ということがざらだった。
今の時期、密は避けたいので、ちょっと心配だったが、早急に診てもらう必要があった。
意を決して出掛けてみたが、驚いたことに、診察室には5人ぐらいしか患者さんがいなかった。
これもコロナの影響?
まずはレントゲン撮影をし、その後診察。
10分待たずに、順番が回って来た。
「お久しぶりです」
診察室に入って、院長先生と私が同時に同じ挨拶。
前回先生に会ったのは、2019年のサロマの後、レース中から痛みが出た左足首を診てもらった時。
2年近くぶりだ。
まずは、レントゲン画像を見る。
4年前恥骨疲労骨折が初めて分かった時の画像と、撮ったばかりの画像を比較した。
「恥骨の変形が進んでいるなぁ」と先生。
確かに、撮ったばかりの画像では、恥骨の高さが左右違っており(右側の方が高い)、右側の骨がとげとげした形になっていた。
素人目にも見てわかる、異常だ。
「このとげとげが痛みの原因だと思います」と先生。
「今日は、空いてるから、この後、すぐにMRIを撮りましょう」
その日のうちに、しかも待ち時間なしにMRIを撮れるのは、非常にラッキーだった。
MRIを撮った後、再び診察。
「やはり、恥骨の辺りが白くなってるなぁ。右だけでなく、左も少し白い」
何回も恥骨のMRIを撮っているのでわかるのだが、通常、MRIで骨は黒く映るものだ。
しかし、ダメージを受けていると、骨は白く映る。
「骨浮腫ですね」
骨浮腫?
全く聞いたことがない言葉だった。
すかさず「骨浮腫って何ですか?」と質問したところ、先生は「線が入ってないので、まだ骨折とは言えないけれども、骨に水が入っちゃっている状態。このまま走り続けていたら、いつ折れてしまってもおかしくない状態ですね」と説明してくれた。
名古屋ウィメンズに向けてのトレーニングの最中も、小さな故障は何回かあったと思う。
しかし、恥骨がここまでひどい状態になっているとは、全く思っていなかった。
先生からは、1、2ヶ月は走らないでおいた方が良いと言われた。
6月6日の奥武蔵ウルトラにエントリーしていることもお話ししたが、先生からは、頭ごなしに「DNSにしてください」と言われなかった。
先生は、「週に一回、騙し騙し走って・・・」と話しかけたが、う~~~ん。。。と言葉に詰まり、頭を抱えてしまった。
奥武蔵ウルトラは、週に一回騙し騙し走って完走出来るようなレースではない。
その時点で、DNSにせざるを得ないことを悟った。
来月下旬に再度MRIを撮って、回復具合を確認。
その際、リハビリを開始できるかどうか、判断しましょう、と言うことになった。
今回の診断結果は、最初の恥骨疲労骨折の時よりもショックが大きかった。
ディスプレイに映し出された、この4年間でさらに変形した私の恥骨。
ランニングでここまで自分の身体を痛めつけていたなんて・・・
だいぶ前に、母親と電話していた時に、「100㎞マラソンとか走って、今はいいかもしれないけど、年取ってから歩けなくなって、寝たきりになったらどうするの?」と言われたことを思い出した。
当時は「全く、大袈裟だな」と笑い飛ばせたが、今は笑えない。
これからしばらく休むにしても、変形した恥骨は治らないだろう。
走り続けても、いいものだろうか?
正直、迷う。
そろそろランニングから足を洗った方がいいのだろうか?
フルマラソンでPB更新と言うのは、とっくに諦めている。
名古屋ウィメンズマラソンは、精一杯頑張った。
それでも、3時間48分台だったのだし。
でも、サロマンブルーは・・・
達成まであと完走2回というところで、諦めなければならないとしたら、ものすごく悔しいし、悲しい。
2003年12月1日に走り始めて以来、ずっとランニングは私の生活の中心だった。
途中、病気や怪我で長期間の中断を余儀なくされたけれども、再びランニングを出来る日を夢見て、困難を乗り越えて来たと言ってよい。
ランニングがなくなったら、・・・自分は一体どうなってしまうのだろう?
重たいブログで申し訳ないです。。
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