サロマの完走記を続けます。
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今回でようやく完結となります。
～90㎞ (1'17'50)
80kmを超えて、何となく完走が見えて来ました。
80㎞の通過時刻が15時05分54秒。
残り20㎞を3時間弱でカバー出来れば、制限時間13時間以内にゴールにたどり着けます。
全部歩いてしまってはアウトですが、多少歩いても大丈夫そうな感じです。
80㎞のエイドで折り返し、再び意地悪にそびえたつ橋を渡ります。
無理せず、橋の上りは迷わず歩きました。
橋を渡り切って、割とすぐにチャーリーさんとスライド。
チャーリーさん、ものすごく元気に走っていました！
ポンポンを頭上に掲げて、「ベリーさん、ここまで来たよ！」。
チャーリーさんの姿を見て、やはりウルトラには復活があるなぁと実感しました。
その時点で、既にだいぶへばっていた私は、真面目に「これは、チャーリーさんにすぐに抜かされるな」と思いました。
ワッカを走るのは、これで9回目。
でも、今年はワッカの一部がコース変更となっており、距離感が例年とは違っています。
例年は折り返し1回、今年は折り返しが2回です。
うっかり2回目の折り返しが何キロ地点にあるのか失念してしまった私。
走っても走っても、2回目の折り返しに到達出来ず、精神的に辛くなっていきました。
そこへ、2回目の折り返しを終えただんなとスライド。
その時に、だんなから「次の折り返し87.5㎞」と声を掛けられました。
「頑張れ！」という漠然とした応援よりも、的確かつ具体的なアドバイスに助けられました。
次の折り返しがどこにあるのかわかっただけでも、気持ちがだいぶ楽になりました。
ワッカの2回目の折り返しを経ると、あと12㎞ちょっとでゴール。
きっと完走出来る！と心の中では思っていても、体力的にかなり限界に来ていました。
しかも、ワッカは日差しを遮るものがなく、暑い、暑い。
この辺りから、大した起伏でもないのにもかかわらず、歩くことが増えて来ました。
そして、トイレ問題はついに解決出来ず、お腹もはちきれんばかりにパンパン。
きっとその時私を横から見たら、ものすごいシルエットになっていたと思います(;'∀')
～ゴール (1'20'48)
90kmを超えると、辛さがMAXに。
心の支えは、ワッカに入った少し後に、トリさんから掛けられた「帰りも待ってますよ！！」という言葉。
そして、ワッカを出る少し前、トリさんを発見！！
写真を撮ってくれました。
FACEBOOKにトリさんが投稿した写真をお借りしました。
休憩がてら、しばしトリさんと談笑。
トリさんが北海道周遊から帰る9月に入ってから、だんなも一緒に東京でお疲れ様会をやりましょう！と盛り上がりました。
再び走り出す前に、パチリ。
トリさん、ありがとうございました！！
トリさんにお目にかかって元気が出たのも束の間、再び走り始めてすぐに辛さが襲ってきました。
ワッカを出ると、ダラダラの上り坂。
例年であれば、ワッカ入口に向かう道です。
サロマのコース変更についてブログに書いた際、「コースが変更になっても、距離が100㎞から増える訳ではないので、あまり気にしないようにしたいです」と書いた私。
でも、実際に変更されたコースを走ってみて、ワッカを出てゴールまで残り7㎞もあることに、かなり精神的なダメージを受けてしまいました。
それほど傾斜はきつくない上り坂のはずなのに、何故か走ると過呼吸状態になってしまいます。
ゴールまで全部歩いてしまったら、制限時間ギリギリになってしまう。
それだけは避けなければと思いました。
やっとこさ95㎞のエイドに到達。
そこで、これまでのエイドでも出されていたけれども、手を伸ばしていなかったあるものを初めて食べてみました。
それは・・・
ビッグサンダー！！！
実は、私、ゴッシーさんのブログを見るまで、95㎞のエイドで食べたのは、「ブラックサンダー」だとずっと思い込んでいたんですよね。
「ビッグサンダー」はおろか、「ブラックサンダー」も食べたことがないので、違いに気が付いていませんでした。
とにかく、口にした途端、ネーミング通り、雷にでも打たれたような衝撃を覚えました。
急に、身体にエネルギーが湧いてくるのを感じました。
ゴールまでの5㎞は、「ビッグサンダー」パワーに突き動かされた感じで、走ることが出来ました。
すごいな、「ビッグサンダー」！！！
残り2㎞ちょっとで、例年のワッカの出口に到達。
ものすごくホッとしました。
残り800ｍは、ランナーのビクトリーロード。
沿道からの「お帰りなさい！」、「お疲れ様！」の声が、ありがたいし、とてもうれしい。
そして、ゴールへ！！
フィニッシュ後、撮ったゴールの写真。
※プライバシーに配慮して、画像を加工しています。
タイムは、ネットで12時間42分21秒。
サロマ9回目の完走を果たし、サロマンブルーにリーチを掛けることが出来ました。
間もなく、先にゴールしただんなと合流。
だんなはついにサロマンブルーの権利獲得です。
私も、来年続きたい！！
レースを振り返って
今回のサロマでは、辛くてもうやめたいと思ったことが2回ほどありました。
具体的には、①30㎞過ぎから45㎞まで、そして、②90㎞手前から95㎞まで。
①は自販機で購入したコカ・コーラゼロ、②は95㎞地点のエイドで食べたビッグサンダーをきっかけとして、辛さをやり過ごすことが出来ました。
フルマラソンとは違って、ウルトラマラソンには復活があります。
何かしらのきっかけを見つけることが出来れば、復活する可能性が出て来るかもしれません。
ウルトラには復活がある。
この言葉を胸に、来年のサロマでサロマンブルーの権利獲得を目指します。
長い完走記にお付き合い頂き、ありがとうございました。
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