Step by Step ~ 2025年サロマンブルー達成へ

走歴20年のアラ還女子ランナーのブログ。現在、くるぶし骨折からの回復途上で走れません。めげずに、2025年のサロマンブルー達成を目指しています。

チャレンジ富士五湖完走記④ ~ おまじないの力

 

チャレンジ富士五湖の完走記、今回で完結です。

バックナンバーは↓からどうぞ。

 

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70㎞を過ぎても、痛み止めの薬の効果なのか、快適に走れていました。

精進湖からの復路、約73㎞地点ぐらいからは赤池大橋を含む橋が3つ続くつづら折りのような上り坂。

たかだか1㎞ちょっとなのですが、レース後半に入ってからの上り坂は精神的に堪えます。

今年も坂全部を走ることは出来ず、歩いたり走ったりを繰り返して、何とか乗り切りました。

 

77㎞過ぎ、往路吉田のうどんを頂いた野鳥の森公園のエイドに到着。

そこでだんなにバッタリ会いました。

私は、だんなはずっと先を走っているものと思い込んでいたので、ものすごく意外に感じました。

だんな曰く。

 

「右足の親指の爪が剥がれて、もう走れない。行けるところまで歩いて、ダメだったら収容車に乗る。」

 

爪が剥がれるって・・・

痛みを想像しただけで、ゾッとしました。

その時点で、私はだんなの完走は無理だろうと思いました。

 

「とにかく無理はしないでね」

 

だんなのことは心配だったけれども、先を急ぎました。

 

80㎞までの10㎞は1時間16分38秒。

右のおしりの痛みがうっすらと出て来たので、念のため、80㎞の西湖公民館のエイドで痛み止めの薬をのみました。

 

西湖公民館のエイドを出た後、次のエイドに辿り着く前に、沿道の自販機で小さいサイズのポカリスエットを購入。

スタートから10時間ちょっとが経過し、日中で一番暑い時間帯。

のどがひどく乾いていました。

あの時、給水しなかったら、脱水になりかけてしまったかもしれません。

小銭を持っていて、助かりました。

 

80㎞過ぎから、頭の中でおまじないのように唱えていた言葉があります。

それは・・・

 

「無尽蔵のスタミナ」

 

もちろん、自分に無尽蔵のスタミナがあるとは思いません。

でも、その言葉を心の中で呟くことで、「まだまだ行けるんだ」と自分に暗示をかけることが出来たように感じます。

 

90㎞までの10㎞は、1時間19分59秒。

河口湖を出るとだらだらの上り坂が続きますが、意外に走れていました。

痛み止めのおかげなのか、体のどこにも痛みを感じない。

これって、ドーピングなんじゃないか?(^^;

「無尽蔵のスタミナ」というおまじないも、効果抜群でした。

 

いつも河口湖を出てだらだらの上り坂を上り、住宅街に入ってからステアシアターのエイドに辿り着くまでがものすごく長く感じるのですが、今回はあっという間にステラシアターのペパーミントグリーンの屋根が見えて来ました。

 

「もうすぐ最後のエイドだ!!」

 

・・・と思っていたのですが、今年はステラシアター隣のグラウンドのエイドがありませんでした。

ちょっと拍子抜け。。

 

その後は、4㎞弱続く、急な上り坂。

「無尽蔵のスタミナ」というおまじないを何度も唱えても、今年も3分の1ぐらい歩いてしまった。

この坂を最後まで走り切れるような、真の「無尽蔵のスタミナ」がほしいです。

 

上り坂を上り切ると、その後はフィニッシュの富士北麓公園陸上競技場まで一気に下ります。

下り坂では、「無尽蔵のスタミナ」を見事に発揮(笑)。

ペースを一気に上げました。

 

競技場の入口を入ると、すぐにフィニッシュゲート。

思いっ切り、両こぶしを突き上げて、ゴール!!!

タイムは、12時間44分26秒(ネット)でした。

昨年は13時間01分01秒だったので、15分超タイムを短縮することが出来ました(^O^)

 

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フィニッシュ後、メダルを頂きました。

 

例年メダルと一緒にもらえていた大きなタオル、今年はありませんでした。

私はチャレ富士の歴代の完走タオルのサイズ感がとても気に入っていて、お風呂やジムに日々活用しているのです。

当然もらえると思っていたものがもらえないと、ショックが大きい(:_;)

 

完走の喜びも束の間、足の爪が剥がれて、DNFになったに違いないだんなのことが気になりました。

LINEでメッセージを送ってみるも、一向に既読にならず。。

電話をしてみるも、応答がありません。

 

「一体どうしちゃったんだろう?」

 

駐車場渋滞で荷物預けをすることなくスタートしてしまったので、着替えがありません。

だんなからの連絡を待っている間に、徐々に体が冷えて来ました。

 

そこへ、だんなから電話がかかって来ました。

 

「今どこ?」と尋ねると、

 

「今最後の上り坂を歩いて上り切ったところだから。あと少しだから待ってて」

 

もうビックリでした。

足の爪が剥がれて、100㎞完走まであと少しだなんて・・・

 

競技場の外で待っていると、だんなが見えて来ました。

驚いたことに、走ってる!!

私から40分ちょっと遅れてのフィニッシュ。

右のシューズのつま先は、うっすらと血が滲んでました。

 

その後、だんなと合流。

エイドで、豚汁を食べました。

 

豚汁のおかげで身体が温まったところで、記念撮影。

 

だんな撮影。

 

タイムはともかく、これまで6回完走した4 Lakesの中で、今回が一番快走出来ました。

痛み止めの効果ももちろんですが、「無尽蔵のスタミナ」と言うおまじないを自分でかけたことが大きかったように思います。

おまじない、サロマでも使ってみよう!!

 

幸い、だんなは完全に爪が剥がれた訳ではなく、爪が根元にめり込んだ状態であることがわかりました。

恐らく、「爪下血腫」という症状。

 

athlete.salon

第一ウェーブの4時半のスタートに間に合わず、焦ってしまい、下り坂で飛ばしてしまったのが、敗因とのこと。

来年は、駐車場の混雑を考慮に入れた上で、時間に余裕をもって行動出来るよう、早起きします。

 

レースレポは以上です。

長いレポートにお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

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