今日は、東京オリンピック・パラリンピックのフィールドキャスト(大会ボランティア)の役割別研修で、ほぼ丸一日外出だった。
これまでオリパラの研修は、コロナも気になるのでオンラインで受講してきたが、午後のリーダー向け研修は国立オリンピック記念青少年総合センターでの実地のみ。
なので、午前はチーム全体の研修も実地で受講し、丸一日研修漬けとすることにした。
午前・午後続けて実地で受講すると、ランチも出るとのことだったので。
午前中のセッションでは、グループワークを2つばかり実施。
その時に一緒になったグループの方とお話しさせて頂いたが、やはりボランティアに対するワクチン接種が最大の関心事だった。
フィールドキャストに対するワクチン接種は、実はだいぶ前からスタートしている。
6月11日付でフィールドキャストのマイページにアップされたニュースによれば、まずは、選手と頻繁に接触するボランティアがワクチン接種の対象となるとのこと。
そして、接種対象を、私のような要人対応ボランティアに拡大することを検討しているとも書いてあった。
しかし、要人対応ボランティアについては、ずっと検討が続いている状態で、既に10日以上が経過してしまった。
あと1ヶ月に迫ったオリンピックまでの時間を考えると、そろそろ接種しないと間に合わなくなってしまう。
グループワークでお話しさせて頂いた方は、皆、私と同じような焦りを感じておられた。
午前中の研修終了直前、組織委員会の担当ディレクターより、ワクチン接種について話があった。
「今でも検討は続いているが、もし職域接種や大規模接種等、他で接種の機会があるのであれば、そちらを優先してほしい」と言った趣旨の話だった。
その話の後、会場全体の雰囲気が一気に冷えたのを感じた。
ランチの際、グループワークでご一緒した方と再びお話しした。
「やっぱりワクチンはダメってことですよね?」
「今からでも辞退した方がいいんですかね?」
誰もが同じことを考えている。
東京で開催されるオリンピック・パラリンピックは、私が生きている間にもう二度とないとは確か。
だからと言って、ボランティアなんて、命がけでやることではないと思う。
午後のリーダーシップ研修でも、ワクチン接種について、通路を隔てて私のすぐ隣に座っておられた方が質問をした。
先ほどの組織委員会のディレクターの方が出て来て再びお話をされた後、休憩時間となったが、私の周りの誰もが怒っていた。
真面目に、ボランティアの活動で、クラスターでも発生したら、誰が責任を取るのだろう?
仮に、ボランティアを介して、要人を感染させてしまったとしたら、大変なことになる。
その辺り、ステークホルダーたち(IOC、IPC、日本政府、東京都、組織委員会)はどのように考えているのだろう?
何だか、不満や不信感ばかりが募った研修だった。
自宅に戻ると、区役所からワクチンの接種券が届いていた!
早速、自衛隊の大規模接種センターの予約サイトに行ってみたけど・・・
27日までの初回接種の予約枠、今更、空いてる訳ないか。。
ちなみに、選手と頻繁に接触するボランティアとみなされた、だんなは今日の午後、都庁でワクチン接種を受けて来た。
これだけ冷遇されるということは、海外要人の接遇と言うのは、プライオリティが低い役割なのだろうか?
何だかとっても複雑な気分。
そして、ぐったり。
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