朝、洗面所で顔を洗っていたら、リビングからだんなの悲鳴が聞こえた。
先日、コーヒーメーカーのガラス容器を割った時と、同じような悲鳴。
え?と思って、リビングを見ると、私が大切に育てている水耕栽培のアボカドの種が真っ二つに割れてしまっていて、床に種のかけらが飛び散っていた。
我が家には、リビングに水耕栽培しているアボカドが4個ほどあり、毎朝、主に私が水を替えている。
だんなも気が向いた時にやるが、せいぜい10日に一度ぐらい。
今朝は、珍しく、だんながアボカドのお世話をしていたのだ。
で、何かの拍子に、アボカドを床に落としてしまったらしい。
4個あるうちのアボカドのうち、今朝割れてしまった子が、一番すくすくと育っていた。
茎が伸びるうちに、葉っぱが4段に。
さらに、その上に広がるであろう、5段目の葉っぱが芽吹いていた。
リビングで、この子が元気いっぱいに大きな葉っぱを広げいている様子を見るのが、大好きだった。
いつも元気をもらっていた。
この子はこれからどこまで大きくなるのだろう?
ものすごく楽しみにしていたのに・・・
無残な姿を見て、立っていられなくなり、へたへたと床に膝をついてしまった。
「一体、どこまで不注意なのよ」としばしだんなを責めた。
「ごめんなさい」を繰り返すだんな。
コーヒーメーカーは割れたら、代わりのものを買えば良い。
でも、一生懸命に生きているこの子は、私にとって、他に代わるものがない、唯一無二の存在なのだ。
それなのに・・・
どうして、今日に限って、だんながアボカドの水替えをやろうと思ったのか?
今日から名古屋ウィメンズマラソンの健康チェックシートの入力が始まるので、私は今朝起きてすぐに体温を測った。
そして、入力を終えると、20分ほどベッドでウダウダしてしまった。
あの時、さっさと起きて、アボカドのお世話をしてあげていれば・・・
悔やんでも悔やみきれない。
あの子を救ってあげられなかった自分を責めた。
悲しみ、怒り。
様々な感情が湧いて来た。
もうこの場にいたくないと思い、着替えて走りに出掛けた。
今日のランの結果。
豊洲ぐるり公園まで2㎞ジョグで向かい、公園到着後ドリル、100m WS5本。
その後、再びジョグで帰って来る・・・という、いつものメニュー。
走っている間は、不思議と落ち着くことが出来た。
あの時、すぐに走りに行って、良かったと思う。
走り終わった後のトレーニングステータスは・・・
3日ぶりにプロダクティブに戻った。
明日は、ポイント練習の「カットダウン変化走」なので、その意味でも今朝のランは有意義だった。
うちに帰って来ると、だんながあの子を大きな植木鉢に植え替えていた。
種が真っ二つに割れてしまっただけでなく、これまで慣れ親しんだ水から土へと環境が著しく変わってしまい・・・
本当に、不憫でならない。
ネットで調べてみると、水替えの時に、アボカドの種を落としてしまい、種が割れてしまう・・・ということはよくあることのようだ。
中には、種が割れてからも、たくましく生き続けているアボカドもいるみたいだ。
水の中にいた時と同じように、土の中でも大きく葉っぱを広げていて、今は元気そうに見えるアボカド。
もし、日を追うごとに、枯れて行ってしまうとしたら、本当に悲しい。
可能であれば、大切なレースの前に、こんな思いをしたくはなかった。
☆3月の走行距離: 31.76km
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