Step by Step ~ アラフィフ女子のマラソン挑戦記

二度の恥骨疲労骨折を経験したアラフィフ女子ランナーがサブフォー達成!焦らず、マイペースで、自己ベストを目指します。

【奇跡の軌跡】2019サロマ湖100㎞ウルトラマラソン~80㎞まで

昨日のエントリーで書いたレース序盤からの左足首前面の痛み。

berry42195.hatenadiary.jp

 

1週間経っても消えてくれないので、今日はこれから整形外科に行く予定。

また大きな故障でないことを祈るばかりだ。

 

さて、レースレポートを続けよう。

 

50㎞関門にて 

これまで10㎞おきのラップでレースを振り返ってきたが、50km地点だけはピンポイントで書いてみたい。

何故なら、ここで考えたこと・やったことが、レースを継続することに繋がったからだ。

 

前回のエントリーで書いた通り、50㎞地点でレースをやめるつもりだった。

リタイヤを申告する前に、トイレに行っておこうと思った。

レース前半でトイレに2回も入ってしまったため、ロスタイムを気にするあまり、ずっと我慢していたからだ。

 

仮設トイレに並んでいる間、ポーチの中から携帯を取り出し、自分のブログをチェックした。

以前、サロマの関門の閉鎖時刻を詳細に記した記事をアップしたことを思い出したからだ。

 

berry42195.hatenadiary.jp

 

それによれば、50km関門が閉まるのは、レース開始後6時間30分後。

あと20分ぐらい余裕があることに気がついた。

それで、考えた。

もう少し悪あがきしてみてもいいのではないかと。

 

サロマのハイライトは、レース後半に集中していると言ってよい。

64㎞地点の魔女の森を越え、68㎞地点の斎藤商店の私設エイド、民宿さろまにあんの屋根の上からの大漁旗の応援、74㎞の鶴賀リゾートのおしるこのエイド、そして、80㎞からのワッカ。

そのいずれの景色もみることなく、レースをやめるというのはあまりにも残念だった。

せっかく3年ぶりにサロマに戻って来たと言うのに。

 

どこまで行けるかわからないが、関門で止められるまで走ってみよう。

トイレでスッキリ出来たせいか、少し前向きな気持ちが沸いてきた。

 

まずは、54㎞地点のレストステーションまで行ってみよう。

その後のことは、そこで決めようと思い、再度走り始めた。

 

~60㎞ (1'24'10")

50km関門を出て54㎞までのレストステーションまでは、緩い上り坂。

35㎞からの50㎞までの15㎞、たくさん歩いてしまったが(45㎞以降は全歩き)、50km関門で少し立ち止まったせいか、少し落ち着くことが出来た。

そのおかげなのか、レストステーションまで歩くことなく、走ることが出来た。

左足首の痛みは、不思議と感じなくなっていた。

アドレナリンが出ていたからなのだろう。

 

レストステーションでは、薄手Tシャツに着替えたり、ソックスを替えたりと色々とやりたいことがあったものの、滞在時間を可能な限り短縮するため、全て割愛。

ただ、エネルギージェルの補充だけは行った。

 

レストステーションを出ると、上り坂の角度が増すが、そこも歩かず全て走った。

ただ、その時点では、完走出来るとは全く思わなかった。

その時考えていたのは、「60㎞関門を越えて、斎藤商店で心のこもったおもてなしを受けよう」。

ただそれだけだった。

 

60㎞関門のすぐ手前にエイドがある。

誰かが、関門の審判に、「関門が閉まるまでどのぐらいですか?」と尋ねているのが聞こえた。

審判曰く、「あと2分」。

それを聞いて、その場にいた誰もが慌ててエイドを後にし、関門を通過した。

 

自分の頭の中では、関門閉鎖まで10分はあるだろうと踏んでいたのに、たったの2分しかないとは。

かなり動揺してしまった。

 

たまたま隣にいたブルーのゼッケンを着けたサロマンブルーの方が、「とりあえず次の関門まで行くしかないな・・・」と呟いているのが聞こえた。

私も同じで、とりあえず行けるとこまで行くしかないと思った。

 

レース後、応援Naviで自分のラップを確認したところ、60㎞関門では、閉鎖まであと2分ではなく、12分残していたようだ。

でも、審判に「あと2分」と言われたら、誰だって信じてしまうだろう。

審判に言われたことを鵜呑みにしてしまった私は、「ますます完走は厳しくなってしまったが、少しでも長く3年ぶりのサロマを楽しもう」と考えていた。

 

~70㎞ (1'19'52")

正午を回り、気温がさらに上昇。

とにかく暑い時間帯に突入した。

そんな時、64㎞地点の魔女の森の涼しい木陰はとてもありがたかった。

いつも、魔女の森では、「今頃だんなはどの辺りを走ってるのだろうか?」とセンチメンタルな気分になる。

しかし、今年は、関門ギリギリだったこともあり、しみじみとした感傷に浸る間もなかった。

 

そして、お待ちかね、68㎞地点の斎藤商店の私設エイドに到着。


f:id:berry42195:20190707223536j:image

 

とっても冷たいおしぼりを頂いて、ほてった手や首を拭かせてもらう。

心待ちにしていた斎藤商店のエイド。

本当はもっと長居したいところだったのだけど、60㎞地点で2分のマージンしかなかったことを考えると(実際には、12分の余裕があったのだけど)、とにかく先を急がなければならない。

凍らせたミニゼリー、ブルーベリー、冷たいお水を頂いて、お礼を言って、再び走り始めた。

二階から、おばあさんが「頑張ってね~!!」と声を掛けてくれた。

とてもうれしくて、思いっ切り手を振って返した。

 

そして、民宿さろまにあんの前を通過。

例年通り、屋根の上で大漁旗を振っての応援。

50㎞地点では、見ることを諦めていた景色が目の前に。

うれしくて、ありがたくて、「ありがとう!!」と、手を振って応えた。

 

69㎞関門を通過。

すかさず、ポーチから携帯を取り出し、自分のブログの「サロマの関門」の記事で、関門閉鎖時刻をチェック。

60㎞地点では2分しかなかったマージン(審判によれば)が10分ぐらいに増えていることに気づいた。

おかしいなぁと思いつつも、少しだけ安堵した。

実際には、60㎞地点で12分あったマージンが2分縮んでいたことに、その時は気づくことはなかった。

知らぬが仏とはこのことを言うのかも。

 

~80㎞ (1'16'24")

60㎞地点では、ほぼ絶望的に思われたサロマの完走。

80㎞までの10㎞で関門までの余裕が2分から10分に増えたこと(実際には、12分から10分に縮んでいたのだが)に勇気をもらって、「とにかくワッカまで行こう!」と奮起。

 

74㎞地点の鶴賀リゾートのエイド。

「お汁粉」と「そうめん」が有名だが、今年は「お汁粉」と「冷たいお雑煮」が出されていた。

「冷たいお雑煮」はこれまで食べたことがなかったので、食べてみると、そうめんのめんつゆにお汁粉のお餅が入ったものであることが判明。

なるほど、そうめんが売り切れになってしまったということか。。

いつもの「お汁粉」も頂いて、エイドを後にし、近くの公衆トイレに入った。

結局、今回のサロマでは、トイレ休憩は計4回。

これまでの中で、一番回数が少なかった。

トイレに行くのも憚られるぐらい、時間に余裕がなかったということか。。

 

エイドを出てから、ワッカまでがめちゃくちゃ遠い。

気分的にダレそうになる中、素晴らしい走りをしているサロマンブルーの女性にスッと抜かれた。

腕振りが大きな推進力を生みだしていて、上半身と下半身が見事に連動していた。

あまりにも見とれてしまって、少し後ろから、しばらく同じペースで走らせて頂いた。

さすがサロマンブルーだなぁ、という走りだった。

 

そんな時、沿道から、「関門まであと4kmだよ~」という声が飛んだ。

それは距離表示を見ていればわかるのだが、続けて、「関門閉鎖まであと20分だよ~」と。

 

え~~~~~!?

この期に及んで、キロ5で行かないと、関門を突破できないのか!?

 

どうやら声を掛けた人が何か勘違いをしていたみたいだったが、関門とギリギリのところで闘っている私は、一瞬ではあったものの混乱させられた。

親切心でそのような声がけをしてくれたのかもしれないが、距離や時間に関する情報が正確でない限りにおいては、かえって不要な情報になってしまうと思う。

それだったら、かえって、「頑張れ~!」とか、「ファイト~!」という応援の方がうれしいと思ってしまった。

 

無事79.3㎞関門を通過。

サロマンブルーの素晴らしい走りをしていた方の後ろを走らせてもらったことで、この10㎞はペースが少し上がった。

 

そして、50km地点では不可能と思われたワッカへと突入した。

 

~続く


☆ランキング参加中!応援よろしくお願いします☆

にほんブログ村 その他スポーツブログ 女性ランナーへ にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソン(サブフォー)へ