昨日のトレーニングを振り返ってみたい。
サロマまでちょうど3週間。
6月1日に、グリーンチャリティリレーの6時間走で49.5㎞走り、サロマに向けてのトレーニングとしては一定の成果を上げることが出来た。
しかし、肘骨折のため7週間も運動できなかったこともあり、昨日、もう一回強度の高いトレーニングをやっておきたかった。
今、私が一番やらなければいけないことは、「坂を走ること」。
サロマはウルトラマラソンの中では比較的坂は少ないと思うが、それでも、55㎞地点のレストステーションを挟んで前後5㎞ぐらいは坂がある。
このところ、豊洲ぐるり公園や隅田川テラスなど、フラットなコースを走ってばかりいるので、坂への対応力を鍛える必要があると感じていた。
一番いいのは、峠に行くことだろう。
ただ、我が家からは、足柄峠や奥武蔵はとても遠い。
そこで思い出したのが、岩本さんの著書。
↑の本に、「峠走」のアレンジメニューとして、「起伏走」 が挙げられている。
本の中では、「起伏走」について、↓のような説明がある。
峠まで行く時間がなく、近場で済ませたいランナー向け。近所の坂道や大橋を往復して峠走に近いトレーニング効果を狙います。
我が家から6㎞ちょっとのところに、レインボーブリッジという片道1.5㎞弱の大橋がある。
だったら、それを利用して、「峠走」に近い効果を狙うというのはありかも。
ただ、どれだけ往復したら、良いのだろう?
土曜日の夜、やはりサロマに参加予定のだんなとも、「明日は、どこをどのぐらい走ろうか?」という話題になった。
二人とも「フルぐらいは走っておきたいよね」ということで一致。
「フルぐらいは走る」となると、おのずとレインボーブリッジの往復の回数は決まる。
家からレインボーブリッジまでの往復12㎞ちょっとを差し引いた、30㎞を片道1.5㎞弱のレインボーブリッジで走るとすると、10往復すれば良いということだ。
10往復か。。
さすがに躊躇するものがある。
しかし、岩本さんは、↑の著書の中で、「起伏走」の例として、320mの安鎮坂を39往復(!)することを挙げている。
コメントが非常に印象的だ。
峠走と違って風景が変わらないので少々退屈かもしれませんが、峠走ができないのなら仕方ありません。
そう、仕方がないのだ。
ここは、黙って、レインボーブリッジを10往復するしかないだろう。
安鎮坂39往復よりは、マシに違いない。
また、レインボーブリッジ10往復は、自分のサロマに対する思いを試すいい機会なのではないかと思った。
所謂、「根性試し」(笑)。
サロマンブルーまで、あと完走3回。
今年は、何としても、完走8回目を決めておきたい。
サロマ完走に向けての強い気持ちを、何らかの形にしておこうと考えたのだ。
当日は、だんなもレインボーブリッジを走ることにしていた。
だんなは、飽きるだろうからと、ノースルートとサウスルートを交互に往復すると言っていた。
一方、私は、ノースルートだけを10往復すると決めていた。
その理由は、ノースルートからの景色の方が好きなので、レインボーブリッジを走る時はいつもノースルートしか走らないから、という極めて単純なもの。
自宅近くの公園を11時半前にスタート。
お台場まで走っていき、レインボープロムナードからレインボーブリッジの遊歩道に入る。
ノースルートに入り、直角に左に折れてすぐにある、〇をスタート・フィニッシュ地点にした。
お台場から走り始めると、まずは約1㎞が結構な上り坂だ。
芝浦アンカレイジまでの残り0.5㎞が、ゆるい下り坂。
なので、芝浦からの復路は、序盤0.5㎞がゆるい上り坂、残り1㎞が比較的急な下り坂となる。
序盤は、復路の長い下り坂が楽しく、ルンルン気分(←死語?)だった。
4往復終えた時点で、この日の総走行距離18㎞ちょっと。
最初の補給を行った。
昨日は、RxLのランニングパンツを着用。
ポケットの中に、ジェルや塩飴等たくさん入れられるので、本当に便利。
5往復辺りから、脚にじわじわと坂の影響が出ているのがわかった。
5往復目を終え、「まだ半分なのか・・・」と愕然。
片道1.5㎞もあるとは言え、同じところを10回通っている訳だから、やはり飽きる。
6周回目の復路が一番精神的に辛かった。
長い下り坂の途中で、何もないところで躓いて、転びそうになったりした。
脚に来てるだけでなく、集中力も欠いてきたみたい。
転びそうになったちょっと後に、だんなとすれ違う。
ノースルート・サウスルートを交互に6.5往復して、さすがに飽きたので、皇居に向かうとのことだった。
7周回目からは、「ここでやめてたまるか!」と意地になって、走っていた。
「ここでやめたら、サロマの完走は出来ないゾ!」と自分で自分を奮い立たせながら走った。
8周回目からは、雨がぽつぽつと降りだした。
また、「やめたい」という気持ちがムクムクと湧いてきた。
でも、「サロマの日が晴れとは限らない。完走したければ、走れ!」と弱い自分を叱り飛ばした。
9周回目。
トイレに行きたくなってしまった。
携行していたドリンクも、もうすぐなくなりそう。
お台場のレインボープロムナードを出て、一番近くのコンビニまで600mもある。
なので、芝浦アンカレイジまで走って、エレベーターで遊歩道入口まで下り、そこでトイレを済ませ、自販機でドリンクを買うことにした。
その方が、1.2㎞もコンビニまで往復するよりは、ずっと効率が良いと考えた。
芝浦アンカレイジで買ったドリンク。
自販機でSUICAが使えた。
再び、エレベーターで7階まで上がり、再開。
ポーチに入れた、買ったばかりのドリンクがずっしりと重い。
そして思った。
「もう少し痩せないと」。
肘骨折のため、7週間トレーニングを全くしないでいたら、 1㎏ちょっと体重が増えてしまった。
このずっしり重いドリンクは550ml。
その2本分、増量しているのかと思うと、やはり何とかしなければと思う。
トイレ休憩から戻ると、雨脚がやや強くなっていた。
そして、お腹も空いてきた。
でも、残り1.5往復すれば、10往復達成出来るので、モチベーションは上がったと思う。
そして、10往復完了!
ペースは遅かったけど、達成感はハンパなかった。
10往復のラップは、以下の通り。
各ラップの距離がまちまちなのは、レインボーブリッジでGPSが取得できない箇所があるからのようだ。
詳しくは、こちらのページを参照されたい。
レインボーブリッジを後にし、コンビニで補給。
30㎞坂を走ったことでかなり脚に来ていたが、 自宅までの6㎞を走って帰らなければならない。
小雨の中トボトボと走り、帰宅。
本当に、疲れた。。。
POLARの計測結果:
上昇・下降の距離がスゴイ!
でも、レインボーブリッジでGPSが正しく作動してない可能性が高いので、データは正しくないかもしれない。
先に帰宅していただんなは、レインボーブリッジを出た後、皇居を2周し、トータルで、48km走ったそうだ。
前週の6時間走では、60㎞を超える距離を走っている。
天候にもよるとは思うが、サロマではいい結果が出せるのではないだろうか?
今回、敢えて、レインボーブリッジ10往復という、無理目なメニューを自分に課してみた。
たったこれだけのことで、サロマを完走出来るとは思わない。
100㎞走るとは、そんなに甘いものではない。
でも、今自分が出来ることはやったという自信にはなったと思う。
「根性試し」、大成功!
これからサロマまで、うまく調整していきたい。
☆6月の走行距離: 119.03㎞
☆ランキング参加中!応援よろしくお願いします☆